出典元:https://www.amazon.co.jp/dp/B07233G31C/?tag=cinema-notes-22
テレビの「ダウントンアビー」シリーズの放送期間は2010年から2015年だったので、ファンにとっては待望の映画化初作品です。
テレビシリーズは1912年から23年間のダウントン・アビーの人々の人間ドラマが展開され1925年で幕を閉じました。
その1925年から2年後の1927年のダウントン・アビーを舞台に、国王来訪の吉報に右往左往するクローリー家と使用人たちの人間模様です。
「ダウントン・アビー」は2010年9月に放送が開始され、世界200以上の国と地域で大ヒットしゴールデングローブ賞やエミー賞などの賞を受賞。
公開は2020年1月(日本)、監督マイケル・エングラー、原作・脚本はアカデミー賞®脚本賞受賞のジュリアン・フェロウズ
キャストはオリジナルからのヒュー・ボネヴィル、 エリザベス・マクガヴァーン、 マギー・スミス、ミシェル・ドッカリー、アレン・リーチ、ジム・カーター。
映画版で新たにキャスティングされたのはイメルダ・スタウントン、タペンス・ミドルトン です。
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/ダウントン・アビー(映画)
見どころは国王夫妻の来訪に浮足立つ使用人たちに、冷や水をかけた王室付の使用人たちへの逆襲劇です。
そしてもう一つこの一大事の中で生まれた、トムの新たなロマンスにフォーカスして考察します。
トムの新たな恋を考察
この映画ではテレビシリーズには登場しない人物が新たに加わりました。
メアリー王妃付きの女官レディ・モード・バグショーと、彼女の侍女として寄り添う隠し子のルーシー・スミスです。
トムはモードとルーシーの親子関係や遺産相続に関わる人物と知る前から気になる女性として心を動かされました。
逆にルーシーはトムの素性が自らの人生の転換期には頼れる人物であると考え思いをよせていくのです。
トムの恋の展開は?
シビルの死から7年経ってシビルへの思い抱きながら愛娘との根の張った生活を選んだトムでしたが、ここにきて新しい恋の展開です。
トムは単純にルーシーのことを一人の女性としてひかれていきます。ルーシーへの思いは打算的でなく何の思惑もないでしょう。
ルーシーに貴族の一員になる権利があると知った時も、不安を解消してあげられるのは自分しかいないと前のめりな気持ちが伝わりました。
しかし、クローリー家の人々の思惑は違います。ルーシーの遺産相続やトムとルーシーの恋の行方について展開があると期待を大きくさせます。
バイオレットの精神を継ぐもの
トムとルーシーの仲に最初は怪訝そうだったバイオレットもルーシーがモードの娘であると知り考えが変わり始めます。
ダウントンを存続させるためにバグショー家の遺産をあてにしていたので、トムとルーシーが一緒になり親族になることを目論むのです。