記憶を消されたはずの一護ですが、ルキアの記憶がかすかに残っているような描写がありました。
彼の残された意識は何を示すのでしょうか。
一護の持つ死神の血
本作は続編を匂わせるラストシーンになっていますが、それもそのはず『BLEACH』死神代行編はこれからはじまる壮大な物語の序章です。
一護に記憶の断片があったのは、彼が死神の血を引く者だからではないでしょうか。
実は江口洋介演じる黒崎一心は元死神であり、その息子である一護の潜在的な記憶がルキアとの繋がりを記憶していたといえるでしょう。
もし彼が普通の人間だったら、記憶は全て消えていたはずです。
自分を助けてくれたルキアへの思い
最後に無力な自分を思い知る形となった一護は、ルキアへの思いも強かったはずです。
自分を庇って消えたルキアのことを無意識に記憶していたのでしょう。
一護は友達を大切にする人物でもあり、ルキアも彼の大切な友達の一人になっていたと考察出来ます。
一護の持つ霊力の強さ
元々一護は霊力が強く人には見えないホロウも見えているので、ルキアが消しきれない記憶が残っていたとも考えられます。
普通の人間なら突然起こった数々の出来事が一瞬にして消えても、何の違和感も感じないでしょう。
しかし一護はこれまで沢山の霊を見てきて、実際にグランドフィッシャーに母親を殺されています。
彼の死神としての記憶を完全に消すことは難しかったのではないでしょうか。
滅却師と死神が築く未来への伏線
本作には吉沢亮演じる雨竜が登場していますが、BLEACHは壮大な物語であり本作は幕開けのストーリーともいえます。
ゆえに、登場人物たちの真意を知るには原作を知る必要があるでしょう。
雨竜が死神を憎むのは、かつて死神によって滅却師が絶滅させられているからです。
そんな彼が、劇中では一護と共に戦っていました。
憎しみあう両者が今後手を組み助け合うことへの伏線ともなるシーンです。
原作を知る者なら本作の裏側まで楽しめる内容といえるでしょう。
BLEACHの世界観を再現したヒット作
本作『BLEACH』は原作をリアルに再現した内容で、コアなファンも納得の仕上がりだったのではないでしょうか。
原作を知ることで、各キャラクターを深く考察することが出来ました。
白夜の切ない想いや恋次の熱い想い、そしてルキアの思いやり…。
本作は始まりの物語です。