出典元:https://www.amazon.co.jp/dp/B07NVJ6RYS/cinema-notes-22
2009年に公開された映画「トランスフォーマー/リベンジ」。
前作「トランスフォーマー」の大ヒットを受けて制作された本作。
前作を遥かに上回る数のトランスフォーマーとパワーアップしたアクションが話題を呼びました。
新たに登場した歴戦の戦士ジェットファイアのコミカルさと熱さ。合体巨人デバステーターの迫力ある映像など見所が満載。
監督は前作に引き続きマイケル・ベイが担当。シャイア・ラブーフやミーガン・フォックス等キャスト陣も続投し登場人物達の新たな物語が展開。
また、街中が舞台の前作と対照的にエジプトの砂漠で展開する開放感溢れるラストバトルも必見。前作以上の危機にオプティマスはどう戦うか。
物語の終盤、主人公のサムは奇妙な夢を見ます。果たしてこれが意味するものは何だったのでしょうか。
元ディセプティコンだったジェットファイアが何故自らを犠牲にしてオプティマスを救ったのか。
ラストで生き残ったメガトロンがどこへ逃亡したのかと合わせて考察します。
神秘のマトリクス
物語のキーアイテムである「マトリクス」。サムが見た夢にはこのマトリクスが関わっています。
強大な力
マトリクスには強大な力が秘められていました。太陽さえ破壊する兵器を起動させる鍵であることがその証拠。
そのため、マトリクスはトランスフォーマー達の間でも一際神聖なアイテムであっただろうことが推測できます。
死んだトランスフォーマーを蘇らせる効果もあるマトリクス。本来はトランスフォーマーであっても、一度死ねばそれまで。
それすら覆せると考えれば、いかにマトリクスがとんでもない物かがわかります。
勇気ある者の証
こうした背景を持つため、マトリクスは相応しい者にしか手にすることができませんでした。
そのための条件とは勇気。主人公のサムはそれに相応しい人物です。
第一作でもメガトロンに捨て身で接近し止めを刺したのはサムでした。今作でもオプティマス復活を信じるサムの勇気が描かれています。
この勇気が、終盤でサムに夢を見せました。
サムの見た夢の意味
サムの見た夢は、かってのプライム達からのメッセージ。その意味はマトリクスの本質を伝えるものでした。
リーダーのマトリクスは勝ち取るもの。
長い年月で砂になっていたマトリクスはサムが夢から醒めると復活しました。
ここから考えられるのは、このサムの夢に至るまでの過程は全て試練であるということです。