そして何より最高に格好いいのが9回裏、ここで赤星は安仁屋にこう告げます。

仁屋さん、背中の背番号1しっかりと目に焼き付けておきますから

引用:ROOKIES -卒業-/配給会社:東宝

この台詞は安仁屋を誰よりも奮い立たせる言葉となったのではないでしょうか。

3年間、誰よりも部の中心的存在として引っ張ってきた安仁屋を1番信頼していたのは赤星です。

このきっかけがあったからこそ二コガク野球部は笹崎に勝つことが出来ました。

本物のエースへ

そして何よりも赤星自身が二コガク野球部に影響を受けたのではないでしょうか。

赤星が問題児だった理由はメジャーリーグという大きな夢を誰も理解してくれなかったことでした。

突出した野球の才能を持ち情熱もありながら、仲間や友達には恵まれず1人で生きてきたのです。

そんな腐っていた赤星が立ち直れたのは御子柴をはじめとする二コガク野球部のお陰でしょう。

実力はまだ足りないながらも川藤監督を中心に誰もが野球に命を賭けていたのです。

その熱さが赤星の心を動かし1度は諦めたメジャーリーグとその前段階の甲子園の夢が輝き出しました。

赤星の本物の野球人生は二コガク野球部がそのスタートラインだったのかもしれません。

ニコガク団結の鍵

団結力が高まった話

赤星が入ったことで波乱が生まれながらも、二コガク野球部はより団結力を増していきました。

強敵の笹崎を破って夢の甲子園へ上り詰めた彼らの団結の鍵は何だったのでしょうか?

川藤先生の熱血指導

熱血先生が号泣した!学校で生まれた”ココロの架け橋”

まず1つ目に挙げられるのがやはり顧問の川藤先生の熱血指導ではないでしょうか。

単に厳しさや熱さだけではなく、何より甲子園へ絶対に行くという揺るぎない信念を持っていました。

安仁屋が「殴ってください」と言った時も彼を殴るどころか自分で自分を殴って喝を入れるのです。

そして何より素敵なのは甲子園の舞台に立った時、迷わず宣言したこと。

ここが俺たちが目指してきた夢の舞台だ。いいか、臆することなく戦ってこい!
そして精一杯夢にときめいてこい、明日にきらめいてこい

引用:ROOKIES -卒業-/配給会社:東宝

台詞自体はありがちなのに、全然薄っぺらさがないのは川藤先生自身の芯が強いからでしょう。

何が凄いといって彼は一言も「勝つ」という言葉を口にしていないことです。

勝つことよりも楽しむ気持ち、全力で夢に向かう姿勢を叩き込んでいます。

勝ち負けはあくまでも結果としてついてくるもの、それを1番に分かっていた人でした。

キャプテン御子柴

2つ目に優等生気質ながらも野球部を厳しく、時に優しく激励するキャプテン御子柴の存在です。

特に不良じみていた赤星が野球部に入ったのは間違いなく彼の真摯な説得があってのことでしょう。

メジャーリーグの夢を決して笑わず理解し、真剣に頑張ろうといってくれたのです。

何より怪我を覚悟で赤星を不良達から守ってくれた姿はキャプテンの鑑ではないでしょうか。

彼が体を張って常に部全体を向上させることを考えてくれるからこそ団結出来ます。

キャプテン御子柴のカリスマ性なくして二コガク野球部全体はまとまりませんでした。

2人のエース・安仁屋と赤星

そして何よりも部のことを実力で引っ張っていたのは前述の安仁屋と赤星ではないでしょうか。

この2人のエースが部の求心力となって全体に緊張感と爆発力を与えてくれました。

守備においても打撃においても、安仁屋と赤星が先陣を切ってくれるのです。

このポジションはそれこそ誰よりも実力が高い者にしか出来ない孤高の立ち位置でしょう。

この2人のエースがいたからこそ、より高みを目指して頑張ることが出来ました。

情熱と理念、そして実力…これらがかけ合わさって最高のチームへ団結出来たのです。

甲子園を経た決意

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甲子園を経て、二コガク野球部の3年生達ははいよいよ卒業の時を迎えました。