そして一方で、人にはどうしても変えたくない信念や気持ちも存在します。

何が大切かを見失わないためには、自分を知ることが重要。

そしてそれを教えてくれるのが、素晴らしい友人の存在なのです。

世代を超えた友情

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監督のナンシー・マイヤーズは『恋するベーカリー』などのラブストーリーの名手。

ですがこの作品では、友情物語を撮りたかったと語っています。

ベンと若い社員たちの交流

リタイア後の高齢者の中には自分の人生に新たな刺激を見つけられず、孤独を深めてしまう人がいます。

ですが、もし彼らがベンのように若い世代と交流するチャンスを得られたならどうでしょうか。

シニアインターンのベンと他の社員たちとの関係性は、高齢者と若者の理想的な交流の形です。

それは彼らの関係に、ギブ&テイクが成り立っているから。

ベンは社員たちからSNSの使い方や流行を学び、反対に彼が人生経験で得た知見を彼らに与えています。

これは現代社会が抱える世代間隔絶の問題へのひとつの答えです。

そしてその関係を築くためには、お互いの立場がフラットでなくてはなりません。

年齢もジェンダーも越えた、フラットな関係性

社会人として豊かな経験を積んできた70歳の男性が、自分よりも年下の女性の部下となる。

この構図は従来のジェンダー観からすると革新的なものです。

間違いなく、映画が公開時話題となった理由のひとつといえるでしょう。

この作品の評価すべき点は、そこで単純にステレオタイプを逆転させなかったことでしょう。

ジュールズは優秀なリーダーですが、決してベンに対して“上”の存在とは描かれていません。

当然逆もしかりです。ベンはジュールズに対して偉ぶらず、彼女に敬意を払っています。

年の差も性別も越え、対等な者同士として互いを尊重し合うこと。これこそが友情です。

友人との出会いが教えてくれる

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変化を受け入れること。しかし同時に、変えないものを持ち続けること。

この映画では、変化に対するこのふたつの姿勢をどちらも肯定的に描いています。

なぜなら、このふたつはどちらも人生をよりよく生きるために必要なものだからです。

自分にとって良い変化をもたらしてくれ、かつ、変えてはいけない大事なものに気付かせてくれる。

ジュールズにとってのベンのような、そんな友人に出会えたらきっと人生は豊かになることでしょう。