エドワードとエリザベスには、19世紀の欧米社会において決定的な身分の違いがありました。

身分の垣根を越えた恋愛に、エドワードは果敢に挑戦します。つまり、身分を捨ててでもエリザベスと結婚する勢いだったのです。

それが分かっていたからこそ、2人は一定以上の距離は開けていたのですが、エリザベスの手紙は垣根を超える内容でした。

当然エドワードは、エリザベスの元へ向かうでしょう。そうすると、屋敷の主がいなくなるのです。

ラムズリー自身だけでなく、召使いたちにとっても仕事がなくなるかもしれません。

つまり屋敷の主がいなくなることを恐れ、ラムズリーは手紙をすり替えたのでした。

屋敷に仕えてきた者として

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ラムズリーは、エドワードの屋敷の執事です。執事は、屋敷の運営全体を回す立場であり、大変重要な役割と言えるでしょう。

旦那様が全てを捨てようとしなさった。愛のために。この屋敷を守ることが私の務め。坊ちゃまが愚かな選択をせぬよう配慮する責任がある

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屋敷を守ることが執事の役目であり、ラムズリーはただ職務を全うしようとしたのです。

結果的にエリザベスを殺すだけでなく、屋敷主のエドワードも巻き込む形になりましたが、エゴな理由だけでないことが分かります。

つまりラムズリーは、屋敷を名家を守ろうとして、エリザベスの手紙をすり替えたのでした。

エドワードとの対比

ラムズリーが、自分だけでなく屋敷全体のことを考えていたことは分かりましたが、手段を選ばなかったことで心は邪悪に染まります。

結果的に、邪悪な心を持ったラムズリーは炎の龍に焼かれ、地獄に落ちました。

これは、後のエドワードが昇天するシーンと対比させるために生まれたシーンです。

亡霊たちは残留思念

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日本や海外において呼ばれる「亡霊」や「ゴースト」といった類のものは、残留思念が視覚化したものと考えられています。

死にゆく者で最後に強く心残りが残った者が、亡霊やゴーストとなるのです。

これは仏教世界においても、キリスト世界においても同じであることを前提とします。

となると、ゴーストが現世に存在しなくなる条件は、心残りがなくなること。

エドワードにとっては、エリザベスとの突然の死別ですし、ラムズリーにとってはエドワードが後追いをしたことでしょう。

しかしその心残りがなくなったのは、エドワードとラムズリーでは大きく方向性が違います。

つまり方向性の違いによって、死後の進路の理由となったのであり、エドワードとラムズリーの違いを対比させるためのものでした。

エドワードは天国へ、ラムズリーは地獄へ

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ゴーストで亡くなった時の方向性の違いを明確にするため、ラムズリーは地獄へ落ちるのです。

エドワードやエリザベスは、お金や名声などを捨て、潔く愛に生きようとしました。

一方、ラムズリーは自分のためだけでないとはいえ、そこにはお金や名声というものが絡んでいます。