極度な愛情不足の為、根本的な感情が他とは違うのです。その後の彼の苦悩は計り知れないものだったことでしょう。

単にチャーリーに断られたから落ち込んでいたのではなく、自分に理解出来ない世界と接触したことが大きなショックだったのかも知れません。

トラウマに向き合うことが出来た

ice, ice cream, cone

 

ウォンカの幼児性は素直さとして彼の言動に現れます。

お菓子作りが出来なくなった原因に気づき、チャーリーの助けを借りてトラウマである父と向き合うことを決心します。

素直な子供の心を持っていたからこそショックを受け、そして自分よりも物事を理解しているチャーリーに助けを求めたのです。

まるで子供が大人に助けを求めるような構図です。

結果として父の愛を知り成長を遂げるウォンカは、幼児性という特殊な部分を愛によって少しづつ埋めていくのかも知れません。

お菓子には意味が必要ない

ウォンカスペシャルパッケージ(キャラメル味)140g

 

劇中で反抗的な少年マイクがウォンカに下記のような質問をしています。

この工場にあるものはすべて、まったく意味がない

引用:チャーリーとチョコレート工場/配給会社:ワーナー・ブラザーズ

確かに生産性だけをみたら、ちょっと無意味なものが多いような気もします。さらにマイクはお菓子嫌いなので、お菓子そのものの価値を否定しています。
お菓子に意味なんて必要ないよ。だからお菓子なんだよ
引用:チャーリーとチョコレート工場/配給会社:ワーナー・ブラザーズ
上記のウォンカの答えこそが、映画の神髄のような気もします。
全てのものに意味がある訳ではない、意味(理由)なく存在しているものこそ大切である。
ウォンカにとって、自分の心を支える親の代役であり友の代役であるお菓子に存在理由などはないのです。
家族や友人とは、必要理由があるから一緒に過ごしているわけではありません。

家族愛がテーマの異色な世界観が魅力

DA

ティム・バートン監督とジョニー・デップのコンビは幾度もタッグを組み、名作を生み出しています。

本作品も家族愛を最終テーマに掲げながら、異色なタッチでシュールに社会を風刺しつつコミカルに映画を仕上げています。

時代設定がカオスなのもいい味を生み出している

「チャーリーとチョコレート工場」で注目してほしいひとつが、時代設定です。

舞台はイギリスになっていますが、街の雰囲気を見ると産業革命時代のような香りもします。

しかし工場中ではオート化され輸入車に詰め込まれていますし、子供たちに現代を感じさせる要素が見え隠れしています。

時代設定を明確にしていないのです。

このカオス的な時代設定も映画の魅力といえそうです。どこにでもありそうでどこにもない場所なのでしょうか。

ウォンカの幼児性にこそメッセージが隠れている

チャーリーとチョコレート工場 オリジナル・サウンドトラック

劇中には、様々な箇所に親という存在が見えかくれします。

劇中でも大人の影響を受ける間違った思考の子供が描かれていますが、子供が悪いのではなく親に影響を受けるのだと語っています。