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【レッド・スパロー(ネタバレ)】ラストの電話の意味を考察!搭乗口でナッシュを黙って見つめた真意は?ドミニカの真の目的とは

出典元:https://www.amazon.co.jp/dp/B07D3FXR8S/?tag=cinema-notes-22

【レッド・スパロー】はスパイ映画であることは間違いないのですが、独特の雰囲気を持っています。

007のような勧善懲悪型でもなく、国家間のエゴに振り回されるエージェントを描いた作品とも異なるコンセプトなのです。

非常にプライベートなドミニカの思惑に焦点があてられています。

スパイものにありがちな国や指導者の影はほとんどありません。

扱っているテーマは極めて人間的な欲望であったり復讐心です。

アカデミー賞女優であるジェニファー・ローレンの大胆な演技にも目が離せません。

ドミニカが成し遂げたこと

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ドミニカはワーニャの策略によって人生の歯車を狂わせられました。

彼女はそれまでのバレリーナとしての人生とは全く別の人生を生きることになります。

ドミニカは何をどうしたかったのでしょうか。

あれほどの陰謀の糸を巡らし、愛情を感じていたはずのナッシュさえも欺いて彼女が成し遂げたことは何だったのかを見てみましょう。

ワーニャへの報復

ワーニャへの報復は用意周到で、ロシア情報局さえも欺く完璧な計画性を持っていました。

ドミニカのバレリーナとしての人生を奪ったのは、ドミニカに嫉妬心を持つソーニャの悪意を巧みに利用したワーニャだったに違いありません。

ドミニカをスパローにするために、ソーニャをたきつけ、そのソーニャがコンスタンティンの情欲を利用したと考えるのが妥当です。

ワーニャが二人の企みの会話テープを都合良く持っていたことで、彼の陰謀は明らかといえます。

ドミニカがワーニャを二重スパイとして陥れようと考えたのはかなり早かったのではないでしょうか。

自分の人生を奪ったワーニャに対する恨みは相当強かったのです。

叔父に対する仕打ちとしてはかなり残酷ですが、ワーニャはドミニカに対してそれ相応の振る舞いをしたのです。

ロシア情報局の信頼獲得

moscow ドミニカはロシア情報局の信頼を獲得することに成功しました。

では彼女の目的はロシア情報局の中で出世街道を歩むことだけだったのでしょうか。

実は彼女の真の目論見は将来の選択肢の幅を広げたことだったのです。

一つはそのままロシアの優秀なスパローとして、またスパローを運営する立場として上層部に居座り続ける道です。

彼女なら立派にやり抜けそうです。

もう一つはCIAの二重スパイとしてコルチノイのようにロシア情報局内部の情報をCIAに流す道です。

この場合は、それ相応の報酬をCIAから獲得し続けられます。

どちらにしてもロシア情報局の信頼を獲得することは必須でした。

母の安全

ドミニカはロシア国家やCIAのことなどどうでもよかったのです。

彼女の行動は極めて個人的な思惑に基づいていることに注意しましょう。

ドミニカが最も大事にしたかったのは母親の安寧でした。

スパローになる道を選んだのも、拷問に耐え大きな陰謀の糸を巡らせたのも、結局は母親を不幸にしたくなったためです。