周りから厄介者扱いされている者同士で自然と仲良くなったのかもしれません。
肉体乗っ取りに失敗した原因
『チャイルド・プレイ2』では、前作同様にアンディの体を狙うチャッキーとの攻防を描く物語です。
アンディの体がチャッキーに乗っ取られそうな場面がいくつかありますが、いずれも肉体乗っ取りに失敗してしまいます。
なぜ肉体を乗っ取ることができなかったのでしょうか。考えられる要素は2点です。
長い間人形の中に居すぎた
チャッキーが乗り移っている人形からは血液が出てきたりと、まるで人間の体のように変化しています。
一度人形に乗り移ってから他の肉体に乗り移る場合は、血液が出てこない内に新たな肉体に乗り移る必要があったのかもしれません。
前作の時点で傷を負って血液が出ているので、とうの昔に手遅れだった可能性が考えられます。
呪文を唱えている最中に何度も邪魔が入った
前作から続くチャッキーによるアンディの体乗っ取り計画は全て失敗に終わります。
それぞれの共通点としては、チャッキーが唱える呪文の最中に誰かに目撃されていることにあると考えられないでしょうか。
前作では一度チャッキーがアンディの体を乗っ取ろうとした際には、母と刑事が乱入しました。
また、本作で最初にアンディの体を乗っ取ろうとした時には、呪文を唱える前にカイルに目撃されています。
前作でチャッキーがグッドガイ人形への乗り移りに成功した時は、呪文を唱える光景を目撃されていません。
アンディを最後まで殺そうとしたチャッキーの執念
物語終盤、チャッキーはアンディの体を乗っ取ろうと呪文を唱えますが、呪術は失敗に終わります。
アンディを狙う必要が無くなったから安心と思いきや、チャッキーは彼を殺そうと必死に追いかけ回しました。
彼はなぜ用済みのアンディを殺そうとしたのでしょうか。考えられる要素は2点です。
一生人形で過ごす羽目になった腹いせ
チャッキーは前作の終盤からアンディの体を乗っ取ろうと、彼を狙い続けていました。
何度も何度も挑戦してはアンディに逃げられ続け、成功したと思えば失敗に終わる。
積み重ねてきた努力が全て無駄になった瞬間です。
人間の体に戻れるかもしれないという希望が全て憎しみへ、やがて殺意へと変わっていったのでしょう。
また、人を殺すことに長けた殺人鬼である自分が、8歳の子供を抑えきれない悔しさが彼の中にはあったのかもしれません。