出典元:https://www.amazon.co.jp/dp/B011HEGYY8/?tag=cinema-notes-22
『きっと、星のせいじゃない。』は2014年にアメリカで公開された恋愛映画です。
原作はジョン・グリーンの小説『さよならを待つふたりのために』で、主人公は末期癌を患っている女の子・ヘイゼル。
物語はヘイゼルが癌患者の支援団体で知り合ったオーガスタスと出会ったことが始まりです。
2人は仲良くなっては互いに好きな本を薦め合い、オーガスタスは彼女が薦めた本「An Imperial Affliction」を終わり方に苛立ちます。
オーガスタスは作者に「結末を知りたい」旨のメールを送り、会ったら結末を教えると回答を貰うというのが物語の流れです。
こちらでは2人が本の結末を知りたがった意味や、飛行機の中でタバコをくわえた理由を主に考察していきます。
2人が本の結末を知りたがった意味
ヘイゼルとオーガスタスがオランダに居るヴァン・ホーテンに会いに行くほど、「An Imperial Affliction」の結末が気になっていました。
2人の発言から本は中途半端な展開で終わりを迎えていると予想ができます。
なぜ2人は本の結末を知りたがっていたのでしょうか。
ヘイゼルとオーガスタスで知りたい理由が異なるように考えられるので、それぞれ考察していきます。
ヘイゼルの場合
「An Imperial Affliction」を薦めたヘイゼルと、本の主人公であるアンナは彼女と境遇が似ています。
ヘイゼルとアンナは共に病で苦しんでおり、ヘイゼル自身が中途半端な結末に対して自分に未来が無いと受け取ったのではないでしょうか。
ヘイゼルは運が悪ければ、いつ亡くなってもおかしくない状況です。
彼女はアンナに感情移入してしまい、自分が亡くなった後の周りの人々が不幸にならないか気になっていたのかもしれません。
オーガスタスの場合
オーガスタスの場合は本を読んでの好奇心と、ヘイゼルのために結末を知りたくなったといえるでしょう。
彼の状況として骨肉腫で足を失った以外は普通の生活ができる状態です。
ヘイゼルのように境遇が同じではなく、中途半端な結末で納得していないのでしょう。
自分の好奇心と、惚れたヘイゼルのために作者にメールを送ろうと考えたのかもしれません。
飛行機の中でタバコをくわえた理由
アメリカからオランダに渡航する際に、オーガスタスはタバコをくわえる場面がありました。
タバコをくわえる場面をキャビンアテンダントに見られて止められますが、彼はなぜタバコをくわえたのでしょうか。