教師を目指す進路を歩むのかもしれません。
カンニングで人生を狂わせる子を生み出さないために、自分が勉強を教える仕事に就こうと考えたのでしょう。
学習塾を運営する
教師を目指していることが明らかになっている彼女ですが、STIC疑惑の影響で教職に就けない可能性があります。
どうしても人に勉強を教える仕事に就きたいと考えた彼女は、学習塾を設立するのかもしれません。
大人数でカンニングするための仕組みを作った実績のある彼女であれば、可能な選択肢ともいえるでしょう。
作品が訴えたいこと
カンニングを通して人生が狂っていく物語『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』では、視聴者に何を訴えようとしているのでしょうか。
考えられる要素は3点です。
「友情」とはどういうものなのか
この物語の始まりは、リンがグレースのカンニングを手伝ったことにあります。
最初は友達のためでしたが、2回目以降はお金が関わり、互いに利用し合う関係に変わりました。
海外留学をしないと言ったリンをなだめようとするグレースの姿は、留学先でもカンニングをあてにしていることが分かります。
留学をしないと決めるきっかけを作った友達が、留学に誘うことを友情と呼ぶのは難しいでしょう。
試験はただ答えを書くだけのものではない
試験は受験者を次のステップに進める学力を持っているかを確かめるためのものです。
カンニングで試験を突破するということは、学力が無いにも関わらず次の段階に進むことを意味しています。
つまり試験は、ただ答えを埋めれば良いわけではなく、自分の学力を試すためのものなのです。
金か知恵を持つ人たちの苦しみ
この物語では天才と呼ばれる2人と、カンニングの協力を求める2人で悩み事がそれぞれ異なります。
リンとバンクは家庭内の経済が裕福と言えず奨学金などを求め、グレースとパットはお金があっても学力はありません。
お金と知恵のいずれかを持っている男女が手を組み、Win-Winの関係を作ろうとするのが物語の流れです。
実際に手を組んでみたものの、成績が良くなったパットはさらに上の段階を親から要求されました。
そしてリンとバンクは、カンニングに加担したことがバレて経歴に傷を付けてしまいます。
カンニングが原因でさらに悩みが増えていくことが予想されるでしょう。
まとめ
友達のカンニングを手伝っている内にリンが成長する『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』。
教室内の不正行為であるカンニングが大きく描かれるこの映画は、見ていてハラハラする物語といえるでしょう。