アネモネの父親は命を賭して、かつて妻が生きこれからアネモネが生きる世界を守ろうとしました。

自分を無条件に愛してくれた父親の存在はアネモネにとってかけがいのないものでした。

エウレカが突きつけた悪魔の誘惑をはねつけるアネモネには父親の思いを無にしたくないという思いがあったのです。

父が救おうとした世界を選んだ理由

交響詩篇エウレカセブン 設定資料集2 Vol.1

アネモネはエウレカの作った自閉的な夢の世界ではなく、父親が守ろうとした現実の世界の方を選択したのです。

たとえ父親が生き返ったとしても、それは決して父親が望んだ世界ではないことをアネモネは理解したのではないでしょうか。

またアネモネはエウレカの作る世界が、自閉するエウレカの夢を具現化した世界だと気づいていました。

エウレカは自分の世界に閉じこもって夢を見続けていたのです。そしてその世界にアネモネを引きずり込もうとしたのです。

アネモネは逆にそのようなエウレカを現実の世界に引きずり出したかったのではないでしょうか。

孤独の苦しみや寂しさを知っているアネモネだからこそエウレカの本心を見抜くことが出来、このような選択をすることが出来たのです。

別の選択をしたら

もちろん、アネモネには別の選択の道がありました。

父親が生き返り、ひょっとしたら母親さえも生きている家族三人の生活を取り戻せるかも知れないのです。

ではそのために犠牲にしなければいけないものは何だったのでしょうか。

一つは父親がアネモネのために賢明に戦ったた世界を捨て去らなくてはならないことです。

アネモネにとってそれは無理な選択でした。

アネモネには自閉症に陥ったエウレカの意図で世界を作り替えることの理不尽さ、不自然さが納得できなかったのかも知れません。

自閉的なエウレカをそのまま放置することが出来なかったのでしょう。

ドミニクとは

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アネモネのコンシェルジュであるドミニクにも父親の影が色濃く見られます。

不思議なことにエウレカセブンにダイブしたときのドミニクと地球に帰還したときのドミニクは別物になっているのです。

アネモネと一緒に戦うドミニクは幼い頃から彼女の側に寄り添ってくれたコンシェルジュのドミニクが実体化したものではないのでしょうか。

二つのドミニク

ドミニクはAIです。父親がアネモネのために設計し残しました。

父親は自分がエウレカセブンとの戦いで死ぬかも知れないことを予想していたのでしょう。

そのときのために残されるアネモネを助ける存在としてドミニクを準備したのです。

アネモネの生活全般をサポートするAIドミニクとエウレカセブンとの戦闘でアネモネをサポートするAIドミニクは別物でした。