出典元:https://www.amazon.co.jp/dp/B00RXB9AI2/?tag=cinema-notes-22
【アイアンガール ULTIMATE WEAPON】はアイアンガールシリーズの第2作ですが、第1作とは世界観を一新しています。
第三次世界大戦によって荒廃した近未来の日本が舞台です。
主人公のナイスバディに目を奪われるのもよし、謎だらけの世界観に想像の翼を広げるのもよしの作品に仕上がっています。
絶対的な強さを持つクリスですが、次回作では超強力なライバルも現れそうな気配です。
肩の力を抜いてクリスの活躍を思う存分楽しみましょう。
クリスはなぜ記憶にこだわるのか
クリスはいわゆる賞金稼ぎを生業にしているようですが、稼いだ金はどうする積もりなのでしょうか。
彼女は謎の手配師が所有する記憶回復装置を買うために賞金稼ぎをしているのです。
では彼女の記憶はなぜ失われ、そのような高価な装置を購入してまで記憶を蘇らせようとする意志はどこから来るのでしょうか。
記憶が失われた原因
クリスの記憶喪失の原因は2つ考えられます。
1つ目は何か非常に強烈な事件・事故によって、自ら記憶を閉ざしてしまったのではないかということです。
人は自分の精神状態を守るために、認識したくない事実を自己防衛的に封印してしまうことがあります。
あまりにも悲惨な現実を認めたくないという本能的な措置です。
もう一つの原因としては、何者かによって人為的に記憶を消し去られたという可能性です。
勿論そのような高度な技術を持つ存在としては4thダイヤモンドしか考えられません。
4thダイヤモンドは交際的な軍事産業であることを思いだしてください。
素質のあるクリスのような人間に先端テクノロジーを駆使した措置を施し、強力な戦士として人体改造しようとしたのではないでしょうか。
マインドをコントロールするためにそれまでの記憶を消し去ることは、彼らにとってさほど困難ではなかったはずです。
クリスや同類と思われるキル・終盤現れる謎の女が4thダイヤモンドのコントロール外で、自由に活動している理由は定かではありません。
彼女らは実験途中のプロトタイプだった可能性と、自ら組織を脱出した可能性の2つが考えられます。
クリスにとっての記憶とは
いずれにしても、クリスにとって記憶とは自分自身です。
あまりにも世界大戦後の世界が過酷だったため、多くの人たちはむしろ過去を思い出したくないと言います。
でも彼女には忌み嫌うべき存在としての記憶さえ愛おしく・うらやましいのではないでしょうか。
自分がどこの誰で・これまで何をしてきたのか、彼女は理屈ではなくただ知りたいのです。
記憶回復にこだわるわけ
人間にとって記憶は自己存在そのものである以上、何を犠牲にしてもその記憶を蘇られようとするのは当然です。
クリスも命がけで記憶を蘇らせる装置を買うために日々戦うではありませんか。
しかし彼女は完全に記憶を無くしているのでしょうか。
どうも断片的な記憶は残っている可能性があります。
手が届きそうで届かない。思い出せそうで思い出せない。そのようなもどかしい思いを彼女はしているのでしょう。