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【ジョン・ウィック】はキアヌ・リーヴスと「マトリックス」シリーズのスタントマン、チャド・スタエルスキがタッグを組み制作開始しました。ド派手なアクション映画です。
その主役はズバリ「ガンフー」という最新型のアクションです。
このシリーズを観た聴衆の中から、今現在予測不可能なアクション映画を生み出す、将来のムービーメイカーが続出するかも!…という程の可能性に満ちた作品です。
その秘密を本編で検証していきます。
最愛の妻、ヘレンの遺志が込められた仔犬、ディジー
「嵐」の前の静けさ、チャプター1の冒頭5分
裏社会の「闇の男(ブギー・マン)」を始末する凄腕の殺し屋として名を馳せたジョン・ウィック(キアヌ・リーヴス)。
一般女性のヘレンと恋に落ち、2人の結婚生活の為、誰も成し得なかった殺しを命がけで成功させ、引退をボスに認めさせ、平穏無事な日々を過ごしていました。
しかし最愛の妻ヘレンが病で亡くなり、いきなり絶望のどん底に突き落とされてしまいます。
生前のへレンが自分の死後に遺される夫の身を案じて、手配していたのが子犬のディジーでした。
ヘレンの最後の手紙とディジーの名に込められた意味とは
「ジョン、一緒に居られなくてごめんなさい、あなたには愛する人が必要よ。この子を愛して。車じゃダメ。
病気で長く苦しんだ私は安らぎを見つけた。あなたも安らぎを見つけて。私はあなたの親友よ ヘレン」
ちなみにディジーの花言葉は、「純潔」「美人」「平和」「希望」で、ヘレン自身と彼女との結婚生活を象徴するような言葉が秘められていました。
愛車フォード、愛犬ディジー、自宅も奪われたジョンは?
ジョンがマフィアから奪われたものって?
チャプター1–愛犬ディジーと愛車フォード
チャプター2–自宅を爆破
チャプター3–本人の抹殺予告!
自分の命や家族や近しい友人の想い出が詰まった環境や、ジョン自身の言葉で言えば「値はつけない」程のものを一度に奪われたら?
普通の感性を持ち合わせている人なら、その後の一生涯立ち直れないほどのショックを受けるでしょう。
ジョンの人生を掛けた決断の理由
更にジョンの場合、妻が病気で亡くなった数日後でした。しかもかつて自分が所属していたロシアンマフィアの幹部の息子が、他でもない犯人だったのです。
「完全なる確信犯で、尚且つ犯人の出自も何もかも知り尽くしている」としたら…ジョンでなくても、どうするかは、下手な言葉は不要でしょう。