またオリオン座は明るい星が多く他の星を見つける手がかりともなる星座です。
地球を含む天の川銀河において、オリオンのベルトはとても重要な場所を指しているのです。
オリオン座は地球と同じ天の川銀河
劇中でキーワードになるオリオンは、直接的な猫の名前と隠された意味をもつオリオン座の名前と2つの顔を併せ持っています。
そのひとつであるオリオン座は地球と同じ天の川銀河という銀河系に属しています。
だからどうした?という声が聞こえそうですが、実はこのことが映画のラストシーンへつながる伏線になっているのです。
その話は後程詳しく触れていきます。
銀河とは一体何?
「銀河」と呼ばれる小さなガラス玉を死守するMIBですが、そもそもこの「銀河」とはそれほどの価値のあるものなのでしょうか。
全宇宙を支配できる力を持つ
劇中に登場している「銀河」はガラス玉のような造りで内部にガスが浮かんで見えます。
「銀河」の中身は貴重な原子エネルギー源であり、アルキリアン星人の王族がこの原始エネルギー源を守っていたという設定です。
ここでただのエネルギー源だとミスリードされそうになりますが、この銀河は私達が知っている天体の銀河であると捉えることが出来ます。
私達は宇宙に関して知らないことが多く、把握していないほど小さな銀河が存在している可能性も否定できません。
原子エネルギーとは
呼び名を変えれば原子力、原子核エネルギーのことです。
核分裂によって得られるエネルギーを指し、少しの量で膨大なエネルギーを生み出すことが出来ます。
よく知られているように、この核分裂のエネルギーを一気に放出すると原子爆弾が誕生します。
バグの手に「銀河」が渡ってしまったら、想像を超える原子爆弾が生まれてしまったのかもしれません。
MIBの世界観が面白い
MIBは目を奪われるSFアクションに注目されがちですが、実は面白い世界観や宇宙観を楽しめる映画でもあります。
私達が知っているのは宇宙の一部
上記で記したようにキーワードとなるオリオン座は地球と同じ天の川銀河の中にあります。
そして映画では、地球を含む天の川銀河の危機を命がけで救っています。
しかし地球人は宇宙のことをほとんど解明していません。探査機は太陽系すら出ていないのです。
ラストは大きな生物がビー玉に入った銀河を転がしていますが、私達が想像できない大きな存在があっても不思議ではありません。
知識が追い付いていないだけで、実は宇宙の中で私達がとてつもなく小さな存在なのかもしれません。