そう考えると、オリオンのベルトにつけられていた銀河の中にも生物がいたと考えられます。
ブラックユーモアが効いている作品
劇中では派手なアクションと命がけのバトルで、「銀河」を必死に守っています。
しかし、そんな壮大なストーリーをラストシーンで一気に覆しているのがこの映画の面白い所です。
私達にとって壮大な物語でも、宇宙単位ではミクロの世界の小さな出来事であると痛烈なブラックジョークを叩きつけています。
通常の想像力を超えたところにこの映画の醍醐味が隠されているのです。
Kの脱出方法
ラストシーンの見どころともいえるKの脱出方法ですが、 Kはどうやってバグの体内から脱出したのでしょう。
バグの体内へ自ら入った
バグは死体を食べる腐食のエイリアンで、虫族に属し他星を絶滅させてしまう厄介者です。
自らの武器をバグに飲み込まれたKはわざとその体内に入っていきます。
何とも気持ちの悪いシーンですが、バグの体内はどうなっているのだろうと想像してしまう場面でもあります。
出てきたKが無傷の所を見ると、少なくとも丸のみ状態で胃の中に入っていることになりますね。
バグを内側から打ち破ったのは「ディ・アトマイザー砲」
Kが使用したのは原子銃ディ・アトマイザー砲になります。
ディ・アトマイザー砲は両手で支えて使用する強力な銃で、先端部分が回転する印象的な武器です。
宇宙船をも撃ち落とすディ・アトマイザー砲を体内から打たれたらひとたまりもありません。
その他MIBではKの愛用していたハンドガンタイプのJX22や、Jが支給された小さなノイジー・クリケットなどが登場しています。
ラスト撮り直しに莫大な予算を追加
Kがバグのお腹を突き破って出てくるシーンが印象的なラストですが、実はこのラストシーンはとり直しが行われていたようです。
何とスタッフやキャストを再集結させ、かかった経費は450万ドルをこえたのだとか。
こだわり抜いて臨場感を出した結果、映画史に残る傑作が出来上がったわけです。
「MIB」は壮大な宇宙観を感じる傑作映画
「MIB」は、Jの個人情報が消されるシーンにウィル・スミスの高校時代の写真が使われているなど遊び心も満載の名作です。
コメディ要素が詰まった痛快なSFアクション映画です。