メリーは子供たちにとって、理想のナニー(乳母)です。
彼女が子供たちに与えたものは大きなものだったことでしょう。
素直な心
子供はみんな素直な心を持っています。
しかし両親の影響で歪んでしまうこともたびたびあるのです。
バンクス家のジェーンとマイケルが手の付けられない子供たっだのも、歪んだ心が原因です。
悪戯は愛して欲しいという感情の現れといわれています。
メリーが来たことで、自分たちのやりたいことが出来、思いを受け止めてもらうことが出来ました。
子供たちは素直な心を取り戻せたのです。
子供らしさ
厳しくしつけられてきた子供たちは、いってみれば親に閉じ込められている存在です。
メリーが楽しい世界を沢山経験させてくれることで、子供の持つ好奇心が開花し、笑顔が増えました。
大人とは違い、子供は人生の楽しみ方を知っています。
メリーと出会うことで、ジェーンとマイケルは本来彼らの持っている子供らしさを取り戻すことが出来たのです。
バートが教えてくれたこと
劇中に登場するバートは以前、子供時代にメリーに子守をされた人物です。
歌の中でも人見知りだったバートが明るくなれたことが、語られていました。
父親の思い
子供にとって、父親とは完璧なものです。
バートはそんな父親も弱い存在であることを伝えました。
お父さんには助けてくれる人がいない
お父さんを助けてあげなければいけない
引用:メリー・ポピンズ/配給会社:ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
以前メリーに出会い、大切なものを知っているバートだからこそのアドバイスです。
バートの名言
子ども時代は短くて貴重なので、愛情を与えられるのは今のうち
引用:メリー・ポピンズ/配給会社:ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
バートがジョージにいうセリフですが、この言葉を聞いて胸がズキンとした親もいるのではないでしょうか。
ジョージ程ではないにせよ、仕事に追われる日々を過ごしていると子供をないがしろにすることはよくあることです。
子供期は全てを吸収する黄金時代でもあります。
バートのいうように、子供たちには短い子供時代を思い切り楽しませてあげたいものです。
今観るべき不朽の名作
本作は1964年に作られた映画ですが、仕事に追われる現代だからこそ観るべき映画なのかもしれません。
ディズニー映画はメッセージを的確に伝えてくれます。
劇中のセリフの中にも、沢山のメッセージが散りばめられていました。