強烈なキャラクターに、ド派手なアクション満載で、充分愉しめる要素は満載ですが…
そうです。この作品には前日譚を描いた作品が2作あるのです。
アメコミのヒーロー揃い踏みの前2作
- 「マン・オブ・スティール」(2013年)/
2010年代に再起動(リブート=リメイク)されたスーパーマン誕生の物語。 - 「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」(2016年)/批判にされたスーパーマン救出に奔走するバットマンのエピソード。
以上2作がDCエクステンデットユニバース制作で、本作以前に公開された作品です。
「スーサイド・スクワット」は通算3作目ということになります。バットマンは、本作にもカメオ出演していましたね。
公開後の新作
- 「ワンダー・ウーマン」(2017年)
- 「ジャスティスリーグ」(2017年)
- 「アクアマン」(2019年)
公開間近の「シャザム」もあり、作品毎の各キャラクターのカメオ出演や、次作のヒントが満載の言動からも目が離せません。
2019年はDCシリーズにとってエポックな1年になりそうです。
今までのイメージを一新する作品達
オールド・ファンの中には以下の旧作の印象が強烈な人もいるかもしれません。
クリストファー・リーヴが演じた「スーパーマン」、ティム・バードン監督、マイケル・キートンが演じた「バットマン」シリーズ等。
しかし今回のこのDCコミックスのシリーズは、全く別物とみなして観ることをお勧めします!
サントラにも注目!
クラシックロックの名曲達
冒頭のベル・レーヴ極悪犯収容所の場面からアニマルズの「朝日のあたる家」が爆音でスタートします。
ストーンズの「悪魔を憐れむ歌」からAC/DCの「Dirty Deeds Done Dirt Cheap」クイーンの「ボヘミアン・ラプソティ」まで!
クラシックロックのスタンダードが、さり気なく、しかも、ここぞと言う場面で挿入されていることも、聴き逃せません。
絶妙なカットインのタイミング
爆音のロックをBGMに、部屋でアメリカンコミックを読む感覚ですね。
ビギナーの注目を本編のストーリーの中に瞬時に向ける、絶妙な起爆剤になっています。
サウンドトラックCDも本編で未使用の曲も含まれていて、こちらも必聴です。
ハーレイ・クインの魅力って?
マーゴット・ロビー、第2のデビュー!?
マーゴット・ロビーは本作の影の主役かもしれません。
マーティン・スコセッシ監督、レオナルド・ディカプリオ主演の「ウルフ・オブ・ウォールストリート」では主人公の妻役でした。
彼女はハーレイ・クインという全く新しいペルソナでデビューしたような、キュートさ全開の立ち振る舞いで、作品の華になっています。
ハーレイ・クインは、恋人に騙された元精神科医で、他のメンバーに比べて、強烈な特殊能力を持っているわけではありません。
しかしミッションが進むにつれ、メンバーも彼女の魅力に惹かれていくのが伝わってきます。