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くまのプーさんの実写版となる「プーと大人になった僕」は、子供時代を過ぎた大人が見るべき映画です。
大人が忘れてしまった大切なものは何なのか……、プーが発する名言のメッセージを見ていきましょう。
赤い風船が示すものとは
映画に登場するプーは赤い風船を手にしとても大切にします。ポスターにも描かれているほど、赤い風船は映画のキーポイントになっているのです。
クリストファー・ロビンとの繋がり
プーさんにはたびたび風船が登場しますが、赤い風船はとても意味のあるものです。
映画「くまのプーさん」の中で、森の仲間たちとプーがクリストファー・ロビンを探します。
実は最初にクリストファー・ロビンを見つけたのが赤い風船(風船くん)だったのです。
プーにとって赤い風船はとても思い出深いものだったのです。
後記しますが、プーは風船を持っているだけで幸せというセリフを言っています。
プーにとっては、クリストファー・ロビンとの繋がりを感じる大切な風船なのでしょう。
プーの名言から受け取るメッセージ
劇中には名言とも呼べるセリフが多く登場し、そうか……それでいいんだと思えるプーのセリフがちりばめられています。
仕事に追われる大人たちの心にグサッと突き刺さる名台詞を見ていきましょう。
行ったことのない所に進まなきゃ
子供の時は、行ったことのない場所に行くのがワクワクして好奇心の赴くままどんどん進んでいけました。
しかし大人になると、行ったことのない場所へ行くのが少々不安に感じます。
仕事でも、やったことのないことは躊躇してしまいがちではないでしょうか。
劇中でプーは仲間の姿が見えなくなり安全な場所で待つか、それとも行ったことのない場所に探しに行くか迷います。
結局プーは行ったことのない場所へ一歩踏み出していくのですが、その時に自分にいい聞かせるように「行ったことのない場所に進まなきゃ」とつぶやいています。
行ったことがなく、やったことのない世界でも一歩踏み出せば世界は動いてくれるのです。
風船は持っているだけで幸せになれるよ
劇中のプーは「風船を持っていると幸せなんだ、カバンを持っていると幸せ?」とクリストファー・ロビンに問いかけます。
劇中では深く語られてはいませんが、上記したようにプーにとって赤い風船はかつてクリストファー・ロビンを見つけてくれた大切なアイテムなのです。
大人になったクリストファー・ロビンは「風船なんて何の役にも立たない」といいますが、大切なものの基準は役に立つか否かではありません。
子供は石や葉っぱなど、大人には価値がわからないものを宝物にします。
素直な心を忘れずにいれば、大人になっても大切に思えるものが見えてくるのかもしれません。
今日が僕の一番好きな日
プーは日々を過ごす中で、今現在(今日)という日を楽しむことが出来ます。
仕事に追われると、つい先の事ばかりを考えてしまいます。明日は~○○まで~と未来の為に今日という時間を浪費しています。