映画「ベイマックス」は私たちに何を教えてくれるのでしょうか。映画のキャッチコピーは「優しさで世界を救えるか?」となっています。
映画ではヒーローメンバーや舞台となる街が変更されただけでなくストーリーも原作とは全く異なります。
原作コミックではヒーローが悪を倒すというストーリー展開が中心です。
「ベイマックス」はそれぞれの力や才能をチームで助け合いながら発揮していく姿を通して、友情や愛情についても考えさせられるメッセージ性の高い映画となっています。
思いやりを忘れない
映画「ベイマックス」は日本的な要素を多く含んだ作品です。
ホール監督はあるインタビューで、ベイマックスのキャラクター設定においても日本的要素を盛り込んだと語っています。
ホール監督が考える日本的要素とは形のない「思いやり」や「平和主義」という部分であり、映画を通して伝えたかったメッセージだと話しています。
大切なものを守る心
ベイマックスは人間のケアロボットとして開発されていますが、ベイマックスからのメッセージは映画のラストでも読み取ることができます。
異世界の中でヒロとアビゲイルを助けるためにベイマックスは自分が犠牲となります。
この行為はヒロが望んだことではないのでロボットであるベイマックス自身の判断によるものです。
人々の身体と心をケアし、より多くの人を助けるために開発されたベイマックス。
ですが、自分が犠牲になっても大切な人を守るという司令も兄のタダによって組み込まれていたのかもしれません。
まとめ
日本的要素が多く盛り込まれたディズニー映画「ベイマックス」について紹介しました。
映画制作にあたり行った日本での入念なリサーチや日本の名作アニメが影響されている部分をさまざまな場面で感じ取ることができます。
原案として一つのマーベルコミックスがベースとなっています。
しかし映画化にあたりベイマックスの外見を始めストーリーなどの大幅な設定変更が行われたことでメッセージ性の高い作品となりました。