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『ハリーポッターと不死鳥の騎士団』は、2007年に上映したハリーポッターシリーズの第5作目の作品です。
本作は、前作『ハリーポッターと炎のゴブレット』からの衝撃的な展開の続きとなっています。
前作の最後に、ハリーポッターシリーズの最大の敵であるヴォルデモート卿が復活をしました。
そのため本作はシリーズ最強のキャラクター同士の戦いや今まで見られなかった魔法省など見所が満載です。
今回はなぜダンブルドアがハリーに冷たく接したのか、最も印象に残るキャラクターであるドローレスのモデルなど解説します。
前作・炎のゴブレットとのつながり
ハリーポッターシリーズは、最も危険な魔法使いヴォルデモートとハリーポッターたちの戦いの物語です。
シリーズ初めの3作品では、ヴォルデモートは力を失い、肉体のない存在として登場します。
しかし、シリーズ4番目の作品『ハリーポッターと炎のゴブレット』で、ヴォルデモートは完全復活します。
本作はハリーポッターシリーズの究極の敵ヴォルデモートが復活し始動してからの初めての作品となるのです。
ダンブルドアはなぜハリーに冷たかったのか
すべてはハリーを守るため
本作を観て、ダンブルドアのハリーへの接し方に違和感を覚えた方も多いのではないでしょうか。
ダンブルドアといえばホグワーツの校長であり、常にハリーたちを見守る、優しさに溢れたキャラクターです。
しかし、本作ではハリーと話しをするどころか、目を合わすことすらほとんどしませんでした。
なぜなのか。
これは、ヴォルデモートがハリーとの間にある“絆”を使ってハリーに危害を加えないようにするためです。
ダンブルドアはハリーを気にかけていることをヴォルデモートに悟られないために、ハリーに冷たく接したのです。
ヴォルデモートとハリーの“絆”とは
ヴォルデモートはハリーを殺そうとしましたが、ハリーの母の愛により呪いは跳ね返されました。
呪いはヴォルデモートを破滅させましたが、一方でハリーの額にも稲妻の形の呪いを残す結果となったのです。
この呪いこそがハリーとヴォルデモートをつなぐ“絆”ではないでしょうか。
“絆”についての真相は、『ハリーポッターと死の秘宝』で明かされますが、二人の魂のつながりが“絆”だと本作から推測できます。
作中でもヴォルデモートがハリーとの“絆”を利用したシーンや、ハリーに影響を及ぼしたシーンが見受けられます。
ヴォルデモートが“絆”を利用したシーン
ヴォルデモートがハリーとの“絆”を利用し、ハリーに影響を及ぼしたとされるシーンはいくつかあります。
- アーサー・ウィーズリー(ロンの父親)が拷問にあうビジョンをみる
- アーサー・ウィーズリーについてのビジョンをダンブルドアに知らせたときに怒り出す
- シリウス・ブラックが拷問にあうビジョンをみる
- ヴォルデモートがハリーの体に乗り移る
ヴォルデモートはハリーに、自らがみている光景や偽のビジョンを見せることができます。