答えは、新一との運命の赤い糸を信じたからです。
だって、切りたくなかったんだもん。
赤い糸は新一とつながっているかもしれないでしょ。
引用:名探偵コナン 時計じかけの摩天楼/配給会社:東宝
蘭は新一との運命の赤い糸を赤いコードに重ね合わせたため、青いコードを切ったのです。
蘭の純粋な気持ちが犯人やコナンの想像を上回り、結果爆発を阻止することとなりました。
なぜコナンは赤いコードを切れと言ったのか
ではコナンはなぜ赤のコードを切るように叫んだのでしょうか。
コナンは犯人である森谷から以下のように言われました。
お前のために3分間作ってやった。
引用:名探偵コナン 時計じかけの摩天楼/配給会社:東宝
その3分とは、新一が誕生日を過ごせる時間なのです。
そのことに思い当たったコナンは、この爆弾が蘭と新一のことに関係していると気づきました。
更に、蘭が森谷と映画の話をしたことを思い出し、蘭なら赤を切ると森谷が考えると推理したのです。
なぜ犯人は次々と爆弾をしかけたのか
建築家としての異常なまでの完璧主義
森谷がなぜ自身の作品を爆破しようとしたのか、動機を理解できなかった方も多いのではないでしょうか。
答えは、建築家としての異常なまでの完璧主義です。
森谷はイギリスに住んでいた頃に、英国の建築物、特にシンメトリーの作品に強烈に魅了されました。
そのため、自身の作品もほとんどがシンメトリーのものとなっています。
しかし、若き日の作品のなかにはシンメトリーで作れなかったものがありました。
それが完璧主義者の森谷には許せなかったのです。
そのため、若き日の作品をなかったことにするために爆破計画を思いつきました。
建築家としての異常なまでのこだわり。
自分が満足する作品以外は、存在すら許さない。
そんな異常なまでのこだわりが、一般人をも巻き込む今回の事件を引き起こしました。
なぜ新一に恨みをもったのか
では、なぜ最後の米花ビルの爆破に蘭と新一を巻き込もうとしたのでしょうか。
それは、新一の活躍によって、シンメトリーの街の開発計画がとん挫したからです。
そのため、森谷は自身の作品を作り上げることができず、それから新一を逆恨みしているのです。
自身が認めない作品はないことにする、自身の作品の制作を邪魔することは許さない。
コナンでは今まで数々の犯人と動機がありますが、本作の森谷の動機はファンにとっても印象的でした。
白鳥刑事の演出にはこだわりがあった!
実は本作から登場したキャラクター
本作の容疑者の一人に白鳥刑事がいます。