出典元:https://www.amazon.co.jp/dp/B000W6H2F8/?tag=cinema-notes-22
一見華やかに見えるファッション業界の表と裏を一流ブランドのファッションと共にユーモラスに描いた「プラダを着た悪魔」。
劇中にヒロインのアンディが携帯を投げ捨てたシーンが印象的な方も多いことでしょう。
その理由は一体?!そして鬼編集長は実在人物だという噂もありますが、それは一体誰なのか?!
何度観ても、元気が出るこの映画にさらに踏み込んで考察していきます。
「RUNWAY」でアンディが身につけたのは
ファッションセンス
スタイリストのナイジェルによって、別人のようにファッショナブルになったアンディ。
彼のネイトですら気が付かないほど、つま先から頭のてっぺんまで”おしゃれな女性”に変身することができました。
ナイジェルに選んでもらったアイテムを身に着け、毎日颯爽と出勤するシーン。
ここではマドンナの「Vogue」が使用されていますが、さすが!という選曲です。
当初のまだ垢抜けないアンデイと対照的に描かれていたファッショナブルな女性たちにアンディの姿がすっかり重なるほどです。
エレガンス
シャネルのブーツにもジミー・チュウのヒールにも負けることなく自分のスタイルとして確立していきます。
実はアンディは単におしゃれになっただけではないことに気づきましたか?
アンディの仕事はいつもあわただしく時間に追われているため、社内でも社外でも走っているシーンが多く見受けられます。
が、ナイジェルの手によってファッションの楽しさに目覚めたアンディは歩き方が変わっています。
もう一度「Vogue」が流れているシーンを思い出していただきたいのですが、歩くテンポが曲と同じくらいゆったりとしています。
10㎝ヒールの日も背筋が曲がることなく、優雅なウォーキングを披露しています。
アンディは、一流ブランドのファッションからエレガンスをも身に着けることができたのです。
セルフイメージ
自分のことをどんな人間だと思っているかというセルフイメージがアンディの置かれる環境を形作っています。
「自分はジャーナリスト志望だからファッションなんて知らなくてもいい人間だ」という考えは、まさに彼女のセルフイメージ。
セルフイメージは新しい職場や人間関係にも影響をもたらします。
上手くいかないのはセルフイメージが原因
アンディはずっとダサい服装を貫いていたし、周りも彼女をそういう人として見ていました。
キレイな服は自分に似合わない。変わりたくない。そんな心のブレーキが仕事を上手くいかなくさせる原因。
ファッション業界に溶け込むのは自分らしくないと判断し、挑戦や可能性を避けていたのです。
いつでも変われる
ファッション業界の人間はオシャレでビシッとしていて仕事に誇りを持っている。
自分はそんなファッション業界の人間なんだというセルフイメージに変わったのでしょう。