私をあっちにやりたいだなんて…ここが私のうちなのよ
いつも、パパのところに行きたがるくせに!
「ママのいるところが私のうちよ…」
引用:ステラ/配給会社:タッチストーン・ピクチャーズ
優しい嘘をつくステラ
「私のためにこんな芝居をしているんでしょう?」
お前はご立派だよ…世界は自分を中心に回っているとでも?他人のことを思いやる気持ちはないの?
あんたから解放されて独りで暮らしたいのよ!もう、あんたの面倒は見切れないわ!
パパのお屋敷にお帰り!出て行って!あんたが邪魔なのよ!
引用:ステラ/配給会社:タッチストーン・ピクチャーズ
これまでにない最悪の悪態をジェニーに言い放ち、ステラはジェニーとの決別を覚悟をするのでした。
ステラは今までみたいに元に戻れないように、未練を捨てるようにありったけの愛情を込めた嘘をついてジェニーを手放したのです。
ステラが声を押し殺して泣き崩れるシーンは、二度とジェニー抱きしめられない寂しさと苦しさの表れだったのです。
ジェニーの幸せがステラの幸せ
ジェニーの結婚
ジェニーにはスティーブンの元に行きステラの嘘の本当の真意が理解できたはずです。
自分の結婚を知らせようと新聞にまで掲載し、ちゃんと幸せになれたことを報告したかったのですから…。
ステラのやり方は荒っぽかったけれども、ジェニーにはステラが与えてくれた愛情はしっかり心に刻まれていました。
君は愛に育まれ、いい人生をスタートした…ステラがいたら…
ママに会いたいわ…髪をブラッシングしてくれたあの手、今もあの手触りを感じるの
引用:ステラ/配給会社:タッチストーン・ピクチャーズ
ステラの子育てクライマックス
ガラス張りの結婚式場の外で降りしきる雨の中、ジェニーがパットと誓いのキスをし幸せそうな笑顔を見せた時、ステラの子育てが完結しました。
ステラの達成感と幸福に満ちた笑顔そして、堂々とした足取りが清々しかったですね。
この映画は失敗や悔しさから学んだ母が不器用ながらも、惜しみない愛情を子供に注げば固い母娘の絆になることを教えてくれました。
現代風、子育てママのバイブル
現代はシングルマザーも珍しくない時代ですが、母親一人で子育てをするのは簡単なことではありません。
育児の壁にぶつかった時にこの映画を思い出すと勇気が湧いてくることでしょう。
しかし、残念なことにこの作品は廃版となっていて、一部の動画サイトでしか観ることができません。