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原作小説は逢坂剛の「百舌」シリーズ。羽住英一郎が人気ドラマの劇場版「MOZU」の監督を務めました。

西島秀俊演じる主人公倉木が、ビートたけし演じる裏社会のボス吉田と対決するまでを描いています。

不特定多数の夢の中に現れる“ダルマ”。その正体は謎に包まれ、ストーリーが進むうちに明らかにされていきます。

香川照之演じる大杉と、真木よう子演じる明星も倉木とともに吉田の罠に嵌められることに。

松坂桃李・伊勢谷友介・長谷川博己・池松壮亮・伊藤淳史ら豪華俳優陣をキャストに迎え、物語の歯車が回り始めるます。

吉田と倉木達の戦いは終わりを迎えるのでしょうか。

今回は、引き継がれていくダルマの正体・倉木の過去の真相を知る者・吉田が放った「夢で会おう」の真意を考察します。

引き継がれていくダルマの正体

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吉田駒夫がダルマの正体であることが高柳から明かされました。吉田とは一体どのような人物なのでしょうか。

サブリミナル効果

なぜダルマは不特定多数の人の夢に登場するのでしょうか。要因の一つは民衆をコントロールする試みにあります。

サブリミナル効果によって、ダルマが人間の潜在意識に刷り込ませたいメッセージを植え付けることが可能です。

これにより民衆は知らぬ間にダルマの策略に嵌められていたのではないでしょうか。

そしてサブリミナル効果はダルマの死後でも利用することができます。

もはやダルマは人間ではなくイメージとして引き継がれることになるのです。

夢の中に現れるダルマ

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人をコントロールするためだったら、他のイメージを刷り込んでもいいはずです。

仮にサブリミナル効果で人々の夢に現れることができたとしても、ダルマの姿を登場させる意味は何だったのでしょうか。

もし自分や周りの人が同じ人物を夢の中で見たと知ったら人知外の存在、つまり神様だと錯覚する可能性があります。

ダルマが夢の中で意味深な行動をとれば、人はそれを理解しようと考えるでしょう。

こうなったらダルマの思うツボです。人間の思考をコントロールする。そのためにダルマが夢に出たと考えられます。

裏社会の黒幕

ダルマは人の潜在意識に働きかけるだけでなく、裏社会でも絶大なる力を誇っていました。警察も政治もダルマの思い通りです。

言い換えれば、警察にも政治の世界にもダルマの意志を受け継ぐ人間が蔓延っているということ。

映画の最後でダルマは死にましたが、彼が築き上げてきたネットワークは生き続けます。

必ず後継者が現れ、ダルマの企みを引き継ぐでしょう。

なぜ「ダルマ」と呼ばれるのか

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それにしても「ダルマ」という呼び名はどこから出てきたのでしょうか。“海坊主”や“スキンヘッド男”でもよかったはずです。

それにダルマ自体は縁起物のはず。どう見ても幸運をもたらしてくれそうもない男を「ダルマ」と呼ぶ意味はあるのでしょうか。

倒しても起き上がる

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ダルマは底の方に重心があるため、倒しても起き上がる人形です。その姿は不屈の精神をイメージさせ、縁起物として扱われています。

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