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【007は二度死ぬ】ジュピターを捉えた飛行物体の正体を考察!何故日本の近くに着陸した?作中で007が「二度」死ぬ理由とは

田中率いる大量の忍者部隊にこの作戦を行わせていますが、なぜ忍者でないといけなかったのでしょうか?

これは恐らく当時の日本でいわゆる漫画・特撮などで忍者ものがブームだったことがあるでしょう。

当時は「伊賀の影丸」「隠密剣士」をはじめ日本では忍者をモチーフにした時代劇映画がブームでした。

本作の2年後の1969年には「忍風カムイ外伝」というアニメが制作・放映されて隆盛を極めていたほどです。

日本を舞台にスパイアクションとして使うのにこれ程適したモチーフと時代性は他にありません。

その後シリーズで一度も日本が舞台にならなかったことを考えると奇跡といえる出来事でしょう。

日本の近くに着陸した理由

MAYDAY! 緊急着陸

さて、上記の考察により謎の飛行物体の正体がスペクターの差し金で送ったロケットだと判明しました。

しかし、この作戦を遂行するだけならば別に日本ではなく他の国でも良かったはずです。

なぜわざわざ着陸する場所が日本でなければならなかったのでしょうか?

高度経済成長期にあった

帝国書院の復刻版地図帳 地図で見る昭和の動き―戦前、占領下、高度経済成長期4巻セット・解説書付

一番の理由は当時の日本が高度経済成長期にあって凄まじい先進国となったからではないでしょうか。

64年の東京オリンピックに象徴されるように当時の日本は未来の繁栄を夢見てどんどん前に進んでいました。

故に芸者や忍者だけではなく都会のビルや地下鉄線など凄まじい電化社会が発達していたのです。

当時はアメリカとソ連など一部の先進国を除けば世界でここまで目覚ましい発展を遂げた国は中々ありません。

日本はその数少ない先進国の一つで、その成長力と技術力の高さを評価されたことが挙げられます。

大里化学工業

そしてその高度経済成長期の日本の象徴だったのが大里化学工業であり、輸出入用の貨物船まで神戸にありました。

殺し屋まで雇っているほどですから当時かなりの大企業として評されていたことがここからも窺えます。

技術力と人材だけではなく、地理的な条件や物質の輸出入といった貿易の手段にも恵まれていたのです。

それはスペクターが目をつけるわけであり、正に隠れた伏兵の如く盲点として存在していました。

この辺りに本作がただの「海外から見た日本」という色眼鏡だけで作られているわけではないと窺えます。

アメリカとソ連の盲点である

自分では気づかない、ココロの盲点

三つ目に考えられるのが日本という国が地理的にも政治的にもアメリカとソ連の盲点であるからです。

日本とアメリカはこの当時既に同盟国でしたから、敵対する理由がどこにもありません。

一方のソ連もアメリカ程日本を憎み敵対する理由や事情はなく、正にダークホースだったわけです。

地理的に見ても日本は孤島として切り離された所にあり、作戦の本拠地に利用しやすいのでしょう。

火山大国や芸者といったおもてなしといった面も含めて秘密裏に事を進めるには最適の国でした。

作中で007が「二度」死ぬ理由

007は二度死ぬ

さて、本作ではタイトル通り007ことジェームズ・ボンドは二度死ぬことになります。

勿論死ぬとはいっても本当に死ぬのではなく単なる死の偽装でしかありません。

わざわざこんな手の込んだことをする理由を分析していきましょう。

第一の死

まず第一の死は敵の目を欺くために香港へ行ったとき、立ち寄った売春宿で殺されたことです。