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岩田剛典さんと山本美月さんの愛の物語なのかと思わせる映画のポスターから、すでに「騙し」の演出が始まっていました。

さりげなく第二章から始まるところや、同じシーンが視線を変えて描かれるなど、映画の構成には目を見張るものがあります。

ここでは、ラストの手紙の意味や、耶雲の目的、百合子をモデルにしようとする雄大の心情などを中心に考察してみました。

本作「去年の冬、君と別れ」は、映像化困難といわれた中村文則さんの小説を瀧本智行監督が斬新な手法で映画化したものです。

主演の岩田剛典さんや斎藤工さん北村一輝さんらが見せる迫真の演技が秀逸で、厚みのあるドラマになっています。

ラストの手紙に込められた亜希子の思いと恭介の決心

手紙

恭介が亜希子の手紙を読んで復讐を誓ったときの心の動きを考えてみました。

手紙に火をつけたときの恭介のおびえたような表情は何を意味するのでしょう。

炎に包まれる手紙から連想されるもの

火事

海岸で亜希子の手紙を燃やす恭介。

燃える手紙を見て、おびえたような表情になったり慟哭する姿には、複雑な心情が隠されているようです。

恭介の中で、手紙についた火と、殺害された亜希子を包む炎が重なって見えたのでしょうか。

亜希子の最期の姿を連想することで復讐心に火をつけたともいえます。

亜希子を思いながらも本当の別れを告げる悲しさも、恭介の暗い心の闇に垣間見えます。

複雑に絡み合うのは、亜希子を愛する気持ちと犯人を憎む気持ちのつり合いです。

だんだんと、失った愛が消えていき、復讐心が彼自身の心を支配していったのだと思われます。

亜希子の手紙には将来の希望が書かれていた

亜希子が書いた手紙には、恭介と距離を置くことの他に未来の希望が託されていました。

将来、お互いの気持ちを理解することができたときに再会したい思いが、亜希子の本心だったのでしょう。

恭介の重荷になりたくなかったがために姿を消した亜希子ですが、離れても恭介を愛し続けていたのです。

亜希子への思慕を断ち切って復讐の鬼となった恭介

絶望する男性

亜希子と実際に別れたのは秋ですが、恭介の中では亜希子との別れが整理できていませんでした。

悲しみや虚無感を受け入れることができなかったのです。

本当の別れは、亜希子の焼死事件の真相を知ったときでした。

あまりに理不尽な犯人に対する怒りに加え、新しい生きがいを復讐に見出した恭介。

亜希子との心の絆を断ち切るのは断腸の思いだったでしょう。

苗字を「耶雲」と名のったのは自分の存在を隠すためですが、恭介が自身にけじめをつけるためとも考えられます。

復讐を決意し、それが亜希子の望むものでないことを自覚したその年の冬、本当の別れが訪れたのです。

雄大の性格と百合子がモデルになった理由

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