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2018年公開の『マーマレード・ボーイ』は、吉住歩の少女漫画を実写映画化させた作品です。

原作漫画は1992年から3年間掲載され、今なお多くのファンを魅了し続けています。

吉沢亮や桜井日奈子などを起用し、原作に沿ったストーリー展開がファンの心をつかみました。

劇中で遊が離婚と再婚を嫌がらなかった理由は一体何なのか、映画と原作を比較しながら紐解いていきましょう。

また、名村先生との関係を秘密にした切ない真意にもフォーカスを当てていきます。

ありえないドラマ設定の中に見え隠れするリアルな感情…。

少女漫画実写化の大御所ともいえる廣木 隆一監督が手掛けた本作を、じっくりと考察していきます。

遊が嫌がらなかった訳

結婚

光希が反対していた両親の離婚と結婚ですが、なぜ遊は反対していなかったのでしょうか。

両親に感謝しているから

劇中でも告白していますが、遊はずっと自分は不倫相手の子供だと信じていました。

そんな自分を我が子のように愛し、接してくれる両親に心から感謝していたのでしょう。

思い込みとはいえ、当初の遊は「自分は反対する立場にない」と思っていたはずです。

育ててくれた恩があり、本当の子供のようにわがままをいっては迷惑になると思っていたのかもしれません。

手のかからない子だった

引用:マーマレード・ボーイ/配給会社:ワーナー・ブラザース映画

母千弥子のセリフが示唆していたのは、遠慮をしている遊の姿なのでしょう。

一緒に住むことを知っていたから

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光希の反対理由は母親か父親と別れることになるから、というものです。

確かにそうなると淋しい感情が大きく反対したくなりますが、遊は初めから皆で住むことを知っており、光希よりも多くの情報を持っていました。

彼は家族が増えるなら楽しくなる、そう思っていたのかもしれません。

両親がバラバラになる訳でもなく、会えなくなるわけでもない…。

遊にとっては結婚も離婚も大きな問題ではなかったといえます。

光希に恋していたから

劇中では語られていないエピソードですが、1995年の劇場版マーマレード・ボーイでは遊が光希に既に惹かれていたことが明かされています。

深読みすると、遊は光希と一緒に住むことが楽しみだったことになります。

両親のパートナーチェンジというショッキングな状況でも、気になる女の子との同居生活は嬉しかったのでしょう。

劇中での突然のキスシーンになぜ?と疑問を抱いた人も多かったようですが、遊は既に光希が好きだったという訳です。

本当は遊も嫌だった?

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家族の前で感情を表に出さない遊ですが、両親から離婚と結婚の話を聞いた直後は納得いかなかったようです。

上記した1995年の劇場版マーマレード・ボーイでは、エピソード0として彼の心境が描かれています。