この時パットはティファニーに愛情ではなく友情を感じていたはずです。
男女の関係ではないけれど、大切な人という認識が生まれたのではないでしょうか。
恋愛による躁鬱病を患う割合は男性の方が圧倒的に多いといわれています。
その原因のひとつが、恋愛相談をする相手がいないことです。
パットにはティファニーにという信頼出来る友人が出来たことで、心に余裕が出来たことでしょう。
愛されていると実感した
決定的なシーンは妻からの返信が、実はティファニーが書いたものと気づいたシーンです。
パットを傷つけないように、ティファニーが書いた偽の手紙には彼女の愛と優しさが詰まっていたことでしょう。
この時からパットのティファニーへの思いは友情から愛情へと変わります。
妻に固執することで、縛られていたパットの心が解放された瞬間でした。
ダンスが二人にもたらしたのは未来
ダンスがパットとティファニーにもたらしたものとは一体何でしょう。
ダンスにより発散されるストレス
ダンスの練習に打ち込むことでパッとは心の中の執着が薄らいでゆくのを感じるようになります。
実際に、体を動かすことでストレスや心の雲霧が晴れていくのはよくある話です。
目標を持って練習することで、病が少しずつよい方向へ変わってゆくような感覚を持ったのでしょう。
辛いことがあると何もしたくないと引きこもりがちになるのが人間ですが、ダンスに打ち込むことで辛い記憶が消されていきました。
達成感で満たされた
パットとティファニーは、見事に5.0を獲得して賭けに勝利します。
5.0というスコアは大会全体の中では低いほうで、出来のよいものではありませんでした。
ですが、二人にとってはそんなことはどうでもよかったのです。
ダンスをやり遂げたということが、二人に新たな未来と生きる希望をもたらしました。
心の病は満たされていない思いが引き金となります。
ダンス大会を経て彼らは満たされることを知りました。
妻を吹っ切れたことで幸せになれた
君を愛してる、出会ったときからそうだった
気づくまでに時間がかかってしまってゴメン