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【シュレック】フィオナ姫の正体を匂わす伏線がどこにあったのか徹底検証!シュレックの姿に失望したフィオナ姫の真意に迫る

出典元:https://www.amazon.co.jp/dp/B00OJ7TT2K/cinema-notes-22

2001年公開のCGアニメ「シュレック」はシュールな笑いが魅力的な大人のアニメです。

アカデミー長編アニメ賞を受賞し人気シリーズ化にも成功しました。

醜いシュレックを中心に話は進みますが、謎を抱えるフィオナに注目して観るとまた違った「シュレック」を楽しむことが出来ます。

フィオナの正体を匂わせる数々の伏線を検証しつつ、フィオナの真の声も考察していきます。

フィオナは一般的なプリンセスとは一味も二味も違ったヒロインなのです。

ドリームワークスの傑作

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「シュレック」の世界はおとぎの国です。白雪姫やピノキオなどディズニー映画に登場するキャラクターが数多く登場します。

ディズニー映画と思っている人も多いようですが「シュレック」はディズニー映画ではありません。

ドリームワークスの代表作

「シュレック」はNBCユニバーサルの傘下であるドリームワークスの代表作です。

ドリームワークスは、スティーヴン・スピルバーグとデヴィッド・ゲフィン、そしてジェフリー・カッツェンバーグが立ち上げた会社です。

映画を更に面白く観る為に、ドリームワークスの裏事情をチェックしておきましょう。

ディズニーVSドリームワークス

ドリームワークスを発案したのは元ディズニーアニメーションの責任者ジェフリー・カッツェンバーグです。

彼とディズニー会長マイケル・アイズナーが犬猿の仲なのは有名な話として知られています。

ジェフリー・カッツェンバーグがマイケル・アイズナーによってディズニーをクビにされたのが、事の発端となります。

「シュレック」公開の際にジェフリー・カッツェンバーグは「ディズニーは子供と、大人の中の子供心の為の映画」と発言しました。

更に「ドリームワークスは大人と、子供の中の大人心の為の映画」と言い残しています。

「シュレック」は大人向きの皮肉や風刺が満載だけれど、今の時代の子供にはきっと理解できるとジェフリー・カッツェンバーグは語っていました。

ディズニーの名作の主人公たちを徹底的に風刺しているのは、様々な思いが裏に渦巻いていた為かもしれません。

いずれにしても大人向けのシュールさが癖になる名作です。

フィオナの真の姿は怪物

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「シュレック」のヒロインは美しいフィオナ姫ですが、一筋縄ではいかないのが「シュレック」の醍醐味です。

フィオナ姫はシュレックと結ばれ醜い怪物になってしまいます。

しかしなぜ怪物になったのでしょう。劇中ではっきりと明言されていないために様々な憶測がされました。

フィオナが元々怪物だったという説

フィオナは運命の人とキスをすることで元の姿に戻れるという呪いを受けています。

シュレック(運命の人)とキスをして怪物になったのならば、それがフィオナの元の姿だったと考えるのが理にかなっています。

昼間に人間の姿になることが呪いだったという解釈の仕方です。

父親がカエルなので緑色の怪物が真の姿だったとしても違和感はありませんね。

フィオナの母親は夫がカエルであることをしりません。だから母親は醜い怪物になってしまった呪いだと思っているのです。

怪物と人間の両面を持つ呪いだったという説

フィオナの昼は人間になり、夜は怪物になるという二面性が魔女の呪いだったという説もあります。

呪いを解く運命の人がシュレックではなく、人間の男性だったらフィオナは人間になっていたのかも知れません。

母親も父親も呪いを解くのは人間であって欲しいと望んでいました。

「シュレック2」のネタバレになってしまいますが、母親はフィオナにハンサムなチャーミング王子が助けに来ると言い聞かせていました。

これはフィオナに人間になって欲しいからともとれる言動です。

父親がカエルなのは「カエルの王様」が元ネタ

フィオナの父親である王様ですが、元々カエルだったのか、元は人間だったのか明確には語られていません。

ストーリーの元ネタは「カエルの王様」であり、元ネタの通りならば王様は本来人間だったことになります。

しかし続編でフェアリー・ゴッドマザーの魔法が消えた時、カエルの姿に戻っていることから、王様は元々カエルだったことが判明しました。

童話にひねりを加えた、にくい設定です。

「シュレック」のハッピーエンドは、綺麗にまとまって終わるという一般的なものではなく、人間の真意である奥深くの心に迫る結末です。

ディズニーアニメのような夢見るラストシーンからはかけ離れたものが多いですね。

だからこそ大人のアニメ、子供の大人心に訴える作品なのでしょう。

フィオナの伏線

Shrek

「シュレック」はおとぎ話を取り込んで面白おかしく物語を綴っていますが、よく見ていくと実は残虐なシーンも含まれています。

その残虐的なシーンこそ、フィオナが怪物である伏線といえるのではないでしょうか。

フィオナの残虐性が伏線となっている

劇中のフィオナは、蛇を風船のように大きくふくらましています。

また、衝撃的なのは小鳥と歌を歌い小鳥を破裂させているシーンです。

アニメの映像だから面白おかしく観ることが出来ますが、実写化されたらかなり残酷に映るはずです。

しかし、このフィオナの無邪気な残虐性こそが、彼女が怪物である伏線となっているのです。

もしも、本来の姿が美しく可憐な王女様だったら、小鳥を破裂させることはないでしょう。

フィオナの深い緑色のドレス

フィオナは深い緑色のドレスを身にまとっています。この緑という色には深い意味が隠されています。

緑色は自然の木々を示す色であり若さを象徴する色でもあります。

しかしフィオナの身に着けているドレスは少々ダーク系の緑色、これは恐怖や醜さを意味する色でもあるのです。

ディズニーのディランやMUCのハルク、そしてシュレックも深い緑色です。

更に緑色は移ろいゆく自然のような二面性を表現しているともいわれています。

フィオナの着るドレスは綺麗なピンク色や、ディズニープリンセスのような淡いブルーのドレスではありません。

このことも、フィオナが怪物になることへの伏線となっています。

おとぎ話を忠実に再現している

SC786 フィオナ 段ボール製切り抜き スタンダップ

「シュレック」に見る残忍さは、おとぎ話本来の姿といえます。

近年はおとぎ話をアニメ化すると、ほとんどの残虐性はカットされています。

しかし「シュレック」ではさりげなくおとぎ話本来の残虐性を取り入れています。

ラストシーンで、ファークアード卿がドラゴンに食べられてしまうシーンもディズニーアニメでは考えられない結末ですね。

物事の綺麗な面だけみせるのではなく、よりリアルな部分を見せているので観た後の満足感もどっしりと満たされたものになるしょう。

フィオナが落胆した訳

映画USEDパンフレット『シュレック』

劇中で助けにきたシュレックの顔を見た途端、フィオナは落胆してしまいます。その時のフィオナの真意は何だったのでしょう。

醜いオーガだから落胆した

ストレートに解釈すれば、助けてもらうならハンサムな王子がいいに決まっています。

勿論フィオナもそう思っていました。

続編では、フィオナの日記も公開されており下記のように記されています。

大人になったらハンサムなチャーミング王子が助けてくれる。ミセス・フィオナ・チャーミング

引用:シュレック2/配給会社:ドリームワークス

フィオナは母親から、ハンサムな王子が助けにくると教えられていたのです。

そこへ醜いオーガが現れたのですから当然落胆するでしょう。

この時点で、フィオナも世間の多くの人と同じように見た目を重視しているのです。

呪いが解けないと思ったから

フィオナが落胆したのは、助けにきたのが醜いシュレックだったからだけではありません。

彼女の呪いは勇敢な騎士だけが解くことができるのです。

だからこそ、目の前に現れたシュレックたちを見たときに呪いは解けないと悟ったのでしょう。

きっと「あなたたちじゃない」と思ったはずです。

シュレックにはオマージュ?!が詰め込まれている

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オマージュというより、風刺といった方が正しいのかもしれません。

劇中には様々なおとぎ話の登場人物が登場し風刺ともいえるシーンが盛りだくさん詰め込まれています。

また、名作映画のシーンもふんだんに盛り込まれていました。

夢のディズニーを風刺

常に犬猿の仲であるディズニーを意識しているドリームワークスですが、劇中にも夢のディズニーを風刺する現実が描かれています。

フィオナが投げたブーケを殴り合いで奪い合うシンデレラと白雪姫はなかなかの見どころです。

勿論風刺ばかりではなく、しっかりオマージュしているシーンも沢山存在しています。

ピーターパンをオマージュしたのがドンキーの浮くシーンです。

また寝ているフィオナに近づくシュレックは眠れる森の美女そのものです。

名作をオマージュ

 

ウォールアート水彩画ポスター印刷シュレックとフィオナの漫画のキャラクターサイズ(30 cm x 43 cm 12インチx 17インチ)

「シュレック」を観ていると、何となく観たことのあるシーンだと思うことが度々あります。

例えばドンキーとシュレック、フィオナがつり橋を渡る有名なシーンは「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」に出てくるシーンです。

また「マトリックス」の空中静止も登場しています。

ラストでドラゴンがファークアード卿を食いちぎるシーンは「ジェラシック・パーク」のシーンです。

映画ファンなら知っている有名シーンが、次から次へと登場しています。

大人向けのアニメは見どころが満載

シュレック

シュレックのシュールな笑いの裏には、世間を知った大人だからこそ笑える世界が広がっています。

一見すると「人は見ためじゃない」というメッセージ性のある映画です。

しかし実は人間の本質やおとぎ話の残虐性、そして人生はそんなにきれいにまとまらないという教訓が込められているのです。