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『名探偵コナン 時計じかけの摩天楼』は1997年に公開されました。

本作が、2019年時点で23作品続く劇場版名探偵コナンシリーズの第1作目となります。

また本作のキャッチコピーは、劇場版の冒頭で必ずコナンが言うセリフである、「真実はいつもひとつ!」です。

ファンにとって印象深い今回の作品を、新一や蘭を結ぶ赤い糸や蘭が赤いコードを切らなかった理由を中心に解説していきます。

劇場版名探偵コナンの第1作

劇場版 名探偵コナン 時計じかけの摩天楼

『名探偵コナン』は週刊少年サンデーで1994年から掲載開始、アニメは1996年からスタートしました。

アニメ放送から一年後に映画化、劇場版第1作目となるのが本作『名探偵コナン 時計じかけの摩天楼』です。

本作のキャッチコピーは「真実はいつもひとつ!」

名探偵コナンを象徴するこのフレーズは、劇場版シリーズのオープニングの最後に必ず登場します。

しかし、実は本編でこのセリフを言ったのはコナンではなく新一です。

更に内容は同じですが、「真実はいつもひとつ!」と言った訳でもありません。

つまり、このフレーズが定着したのは劇場版で繰り返し使われたからなのです。

そして、その始まりが本作なのです。

新一と蘭を結ぶ赤い糸の意味

新一と蘭のお互いを思う気持ち

名探偵コナン : 時計じかけの摩天楼 ― オリジナル・サウンドトラック

本作では、新一と蘭のお互いを思う気持ちがしっかりと描かれています

  • 蘭が新一の誕生日を祝おうとしたこと(新一は忘れていました)。
  • 好きな色を聞かれた新一(聞かれたときはコナン)が、蘭の好きな色である赤色を選んだこと。
  • そして蘭が二人で観る映画を『赤い糸の伝説』にしたこと。

このような、ちょっとしたシーンにも蘭の新一を思う気持ちや、新一の蘭を思う気持ちが表されていたのです。

結果的に、これが本作では犯人に利用されることになりました。

「運命の赤い糸」の由来

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本作では「赤」「赤い糸」というワードがたびたび登場します。

赤い糸というと、一般的に恋人同士をつなぐ運命のようなものだといわれます。

実は、赤い糸の由来は西洋ではなく、日本の『古事記』にある『三輪山の伝説』といわれています。

これは身ごもった娘の夫を探すために娘の周囲に赤い糸を張り、その糸を辿った先に娘の夫がいた、という話です。

中国にも赤い糸に関する言い伝えがあり、今ではマンガやアニメなど幅広く認知されるものとなりました。

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なぜ蘭は赤いコードを選ばなかったのか

蘭は赤いコードを切ることができなかった

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本作のクライマックスで、蘭は青いコードを切って爆弾を解除します。

なぜ蘭はコナンの推理とは異なる青いコードを切ったのでしょうか。

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